朝ご飯 ダイエット 効果について、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
「朝ご飯を食べると代謝が上がる」「抜くと昼に食べすぎて太る」──こういった話を聞いたことがある人も多いはずです。
しかし、最新の研究を見ると、必ずしも朝食=痩せるとは限りません。
今回は、朝ご飯 ダイエット 効果を科学的根拠をもとに解説します。さらに、健康面や筋トレとの関係も紹介します。
朝ご飯 ダイエット 効果があるとされる理由
多くの観察研究では、朝ご飯を食べる人の方が健康的でBMIも低い傾向があります。
2021年のメタ分析では、週3回以上朝食を食べる人は糖尿病や高血圧などのリスクが低いことが分かっています。
ただし、これは因果関係ではありません。
健康意識が高い人が朝食を食べているだけ、という可能性もあるのです。
朝食で代謝は上がるが、その差は小さい
朝食は夕食よりも食事誘発性熱産生(DIT)が高いとされています。
しかし、その差は数kcal〜十数kcal程度で、ダイエット効果としてはごくわずかです。
つまり、「朝食を食べると代謝が上がる」は事実ですが、それだけで痩せることは期待できません。
身体活動量は増えることも
一部の研究では、朝食をしっかり食べた方が午前中の活動量が増えると報告されています。
ただし、活動量が増える一方で摂取カロリーも増える傾向があるため、差し引きで痩せるとは限りません。
ダイエット目的なら朝食抜きが有利?
2019年のランダム化試験をまとめたメタ分析では、朝食を抜いた方が平均0.4kg多く痩せたという結果が出ています。
理由は、総摂取カロリーが減ったからです。
昼食や間食が増える可能性はありますが、朝食分のカロリーを完全に取り戻す人は少ないため、トータルでマイナスになります。
朝ご飯と筋トレの関係
- 午前中の筋トレ:朝食を食べた方がパフォーマンスが高い傾向
- 昼〜夕方の筋トレ:朝食の有無による違いはほぼなし
午前トレーニングをする人は、朝ご飯を取った方が良いかもしれません。
まとめ|朝ご飯 ダイエット 効果の本当のところ
- 痩せたいなら朝食抜きが有利な可能性が高い
- 健康維持や増量期なら朝食を取ることで活動量や栄養摂取量が増える
- 午前の筋トレ時は朝食あり、午後ならなしでもOK
朝食抜きの注意点
朝食を抜くと、お菓子など高カロリーな間食に手が伸びることがあります。
低カロリーで腹持ちの良いバナナ・ヨーグルト・ゆで卵などを常備しましょう。
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