筋トレをしていると、**「重量を増やすべきか、それとも回数を増やすべきか?」**と迷う瞬間があります。
この問いの答えを導くカギが、**プログレッシブオーバーロード(漸進的過負荷)**です。
これは筋肉への負荷を少しずつ上げ、筋肥大や筋力アップを最大化する基本原則。
本記事では、科学的データをもとに「筋トレの重量と回数、どちらを優先すべきか」を解説します。
筋トレ初心者は重量でも回数でも効果あり
2024年、サンカルロス連邦大学の研究によると、筋トレ初心者39名を10週間追跡した結果、
「重量を増やすグループ」と「回数を増やすグループ」で筋肥大・筋力の向上はほぼ同等でした。
つまり、初心者は重量・回数どちらを増やしても筋トレ効果が得られるということです。
重要なのは「少しずつ負荷を上げる」という姿勢。これが筋肉を成長させる本質です。
筋トレ経験者は回数を増やす方が筋肥大効果が高い
2022年のニューヨーク私立大学の研究では、筋トレ経験1年以上の被験者43名を分析。
結果、回数を増やしたグループの方が筋肥大効果がわずかに高いことが明らかになりました。
経験者は神経適応が進んでおり、重量の伸びが鈍化します。
したがって、短期間で効果を出すなら回数を増やす筋トレが有効です。
これも立派なプログレッシブオーバーロードの一種です。
筋トレ 重量 回数 のバランスを取る方法
筋トレ効果を高めるには、トレーニング歴に応じて「重量と回数の上げ方」を変える必要があります。
初心者(半年未満)
- 毎回少しずつ重量を上げる
- フォームと感覚を重視して正確に行う
中級者(半年〜1年)
- 週ごとに重量を上げる
- 重さに加えてテンポも意識
上級者(1年以上)
- 月ごとに重量を増やしつつ、回数や種目で刺激を変化させる
- 一定のリズムで「変化」を加えることが重要
筋トレ種目を変えると筋肥大がさらに進む
2017年の短大学研究では、トレーニング種目を変えることで筋肥大がより進むことが証明されています。
同じ重量・回数で続けるよりも、定期的に新しい刺激を入れることが筋トレ効果を高めるのです。
例えば、普段バーベル中心ならマシンやケーブルを取り入れるとよいでしょう。
ただし、関節への負担を考慮し、無理のない範囲で行うことが大切です。
モチベーション維持も筋トレ効果の一部
筋トレを継続するには、精神的オーバーロードも必要です。
毎回同じことを繰り返すより、回数や種目を変えるとモチベーションが高まります。
筋トレの楽しさを保ちながら「少しずつ負荷を上げる」。
これが筋トレ効果を最大化する秘訣です。
まとめ:筋トレ 重量 回数 の最適な選び方
- 初心者 → 重量を増やす
- 中級者 → 重量と回数を並行
- 上級者 → 種目も変えて刺激を多様化
どの段階でも共通して大事なのは、筋トレの負荷を継続的に高める意識。
筋肉は同じ刺激に慣れてしまうため、常に「新しい挑戦」を与えることが重要です。
今日より明日、少しでも強くなれるように、トレーニングを積み重ねていきましょう。
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