- はじめに
- 結論:多くの若い人はリバウンドしても元に戻るだけ
- 「脂肪だけ戻る」が広まった理由:高齢者研究が多い
- 2024年レビュー:ヨーヨーダイエットで痩せづらくなる根拠は薄い
- 脂肪だけ戻る研究はある:2011年の追跡研究(高齢者)
- 2010年の研究(70〜79歳):同じく高齢者で脂肪が戻りやすい傾向
- 若い人では再現性が弱い:1996年の研究(平均38.8歳)
- えげつない減量でも体組成は直線的:2017年の例(ビゲストルーザー)
- 2025年:増減を繰り返すアスリートでも元通りになりやすい
- 注意点:大幅減量では代謝低下が数年残る可能性
- リバウンドで痩せづらい人がいる理由:体型よりも条件のズレ
- 今日からできる現実的な対策:痩せづらさを作らない
- まとめ:リバウンド神話の正体
- この記事を読んでレベルアップ
- ジムのご案内
はじめに
リバウンドすると代謝が落ちて、筋肉が減って、どんどん痩せづらい体になる。
さらに、リバウンドを繰り返すほど脂肪だらけになる。
こんな話を聞いたことがある人は多いと思います。
しかし、結論から言うと、若い人の多くではこの通説は当てはまりにくいです。
結論:多くの若い人はリバウンドしても元に戻るだけ
まず現実として、減量中は脂肪だけでなく筋肉もある程度減ります。
そして、体重が戻ると脂肪も戻ります。
ただし、ここがポイントです。
若年〜中年では、体重が増えた分だけ筋肉も戻りやすい。
結果として、体組成は元通りに近づきやすい。
だから、リバウンドしたから一生痩せない。
そんなふうに決めつける必要はありません。
「脂肪だけ戻る」が広まった理由:高齢者研究が多い
脂肪だけが戻る、筋肉は戻らない。
こういう結果を示す研究は、実際に存在します。
しかし、その多くは高齢者を対象にしています。
高齢になるほど、筋肉を作り直す力(同化能力)が落ちます。
そのため、体重が戻っても筋肉が戻りにくい。
一方で脂肪は戻りやすい。
つまり、高齢者で起きやすい現象を、若い人にもそのまま当てはめたことで通説が強くなった。
こういう構図が考えられます。
2024年レビュー:ヨーヨーダイエットで痩せづらくなる根拠は薄い
動画内で分かりやすい根拠として、2024年のレビュー研究が紹介されていました。
ヨーヨーダイエットとは、減量と増量を何度も繰り返すことです。
一般には痩せづらくなると言われがちです。
しかし、そのレビューの結論は、痩せづらくなる根拠はかなり薄い、という整理でした。
理由はシンプルです。
研究全体で、悪影響が一貫していないからです。
体重やBMIとの関係を調べた研究18件のうち、有意差を見いだしたのは5件だけ。
死亡リスクの増加は、20件中15件で観測できなかった。
筋肉量の減少も、20件中18件で観測できなかった。
代謝への悪影響も、14件中12件で見いだせなかった。
つまり、多くの研究では大きな差が出ていない。
これが、ヨーヨーダイエット神話が言い切れない理由です。
脂肪だけ戻る研究はある:2011年の追跡研究(高齢者)
一方で、通説どおりに見える研究も紹介されていました。
その代表が2011年の研究です。
50〜70歳の女性78人が対象で、5か月の減量後に、その後1年間追跡した内容です。
減量期には筋肉も脂肪も減ります。
しかしリバウンド期では、脂肪は増えるのに筋肉は横ばいになりやすい。
つまり、体重が戻るほど体型が悪化して見えやすい動きです。
ただし、ここも冷静に見る必要があります。
リバウンド後でもベースラインよりは改善している可能性がある。
痩せ切った状態からは多少悪化しても、痩せる前より悪いとは限らない、という点です。
2010年の研究(70〜79歳):同じく高齢者で脂肪が戻りやすい傾向
動画では2010年の研究も紹介されていました。
70〜79歳の男女を対象に、減量とリバウンドによる体組成の変化を観察しています。
体重は減って、その後に少し戻る。
そのとき、筋肉は横ばい気味で、脂肪が戻りやすいように見える。
こうした傾向は、やはり高齢者で起きやすい流れとして説明されます。
若い人では再現性が弱い:1996年の研究(平均38.8歳)
ここからが重要です。
若年〜中年の集団だと、同じ現象が起きにくいと紹介されていました。
1996年の研究では、平均38.8歳の女性12人を対象に体組成を追跡しています。
減量期には、筋肉も脂肪も減ります。
そして代謝も低下します。
ここまでは、誰でも起きやすい変化です。
しかし、リバウンド期に変わります。
脂肪が戻ると同時に、筋肉も戻る。
さらに、代謝も回復していく。
つまり、リバウンドはシンプルに元通りになっただけ。
こうした結果が出ることが、若い人の特徴として示されます。
えげつない減量でも体組成は直線的:2017年の例(ビゲストルーザー)
さらに極端な例として、2017年の研究が紹介されていました。
平均34.9歳の参加者が、30週間で平均-58.3kgという大幅減量。
その後、6年で+41kgほどリバウンド。
注目すべきは、体組成の戻り方です。
体重の増減と脂肪量の増減が、非常に直線的に並ぶ。
体重1kgの変化に対し、脂肪が約0.8kg動くような関係が示されていました。
もし、減るときだけ筋肉が落ちて、戻るときは脂肪だけ戻るなら、この直線関係はもっと崩れます。
しかし、実際は一直線に近い。
だから、超大幅な減量とリバウンドでも、割合としては元通りに近づく可能性が高い。
こういう示唆になります。
2025年:増減を繰り返すアスリートでも元通りになりやすい
ヨーヨーダイエットの代表例はアスリートです。
ボクサーや階級制競技の選手。
そしてボディメイク系も、増量と減量を繰り返します。
動画内では2025年の研究として、リバウンドを繰り返すアスリートを対象にした結果が紹介されていました。
体重が戻ると体組成も元通りになる。
この方向の結果が示された、という流れです。
だからこそ、一般の若い人ならなおさら、リバウンドで脂肪だらけになる、と決めつける必要は薄いです。
注意点:大幅減量では代謝低下が数年残る可能性
ただし、ここは注意点です。
体組成が元通りでも、代謝が同じとは限りません。
動画では、ビゲストルーザーの追跡で、代謝低下が6年後も続いた可能性が語られていました。
体組成から推定される消費カロリーより、実際の消費が低い。
いわゆる代謝適応が残っているかもしれない、という見立てです。
つまり、リバウンド=痩せられない、ではない。
しかし、前と同じやり方だと痩せにくい可能性はある。
だから、その分だけ調整が必要になる場合がある。
でも、必要な分だけ条件を変えれば、また落ちます。
詰みではありません。
リバウンドで痩せづらい人がいる理由:体型よりも条件のズレ
SNSなどで、リバウンド後に全然痩せない、という声が出るのも事実です。
ただ、原因は体が壊れたというより、消費と摂取のズレが増えた可能性が高いです。
消費が落ちたのに食事が同じ。
日常の活動量が無意識に減った。
摂取カロリーの見積もりが甘くなった。
こういうズレが重なると、停滞は起きます。
だから対策は現実的です。
今の体に合わせて、もう一段だけ調整する。
それで再び動きます。
今日からできる現実的な対策:痩せづらさを作らない
まず、減量を急ぎすぎない。
そして、筋トレをやめない。
さらに、タンパク質を確保する。
加えて、日常の活動量を落とさない。
特に高齢者ほど、筋トレの優先度は上がります。
筋肉を守りながら、ゆっくり落とす。
これが最も大事です。
まとめ:リバウンド神話の正体
リバウンドを繰り返すと脂肪だらけになる。
これは、多くの場合で嘘に近いです。
ただし、高齢者では当てはまりやすい。
筋肉の同化能力が低いからです。
そして、極端な減量では代謝低下が残る可能性があります。
しかし、その分は条件を再調整すればOKです。
結局、ダイエット界の常識は雑なことが多いです。
だからこそ、根拠を見て判断しましょう。
そして、失敗してもまたやれば大丈夫です。
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