冬は筋トレに集中しやすい季節です。なぜなら、暑さでバテにくく、食欲も安定しやすいからです。
しかし一方で、冬は「冷え」「長い睡眠」「気づきにくい脱水」「体調不良」が増えやすいのも事実です。つまり、同じ筋トレをしていても、冬の環境が筋肥大(筋肉を増やすこと)を邪魔する可能性があります。
そこで今回は、冬の筋トレで筋肉を増やすための科学的なコツを5つに絞って解説します。どれも今日からできるので、できるものから1つずつ取り入れていきましょう。
結論|冬に筋肉を増やすなら「冷え」と「脱水」を潰すのが最優先
- 体を冷やさない(冷えは筋分解を進めやすい)
- 体温を上げるウォームアップ(筋力とパフォーマンスが上がる)
- 寝る前のプロテイン(睡眠中の筋タンパク合成を底上げ)
- オメガ3脂肪酸(免疫と回復、合成反応の後押し)
- 水分摂取(冬の脱水は気づきにくく、筋トレの質を落とす)
冬の筋トレで筋肉が増えない原因|よくある落とし穴
冬に「頑張っているのに筋肉が増えない」と感じる場合、原因はトレーニングメニューよりも、まず環境にあることが多いです。
- セット間に体が冷えて、出力が落ちる
- ウォームアップ不足で重量が伸びない
- 睡眠が長くなり、夜間の栄養が切れる
- 冬の脱水に気づかず、集中と筋力が落ちる
- 体調を崩して、継続が切れる
つまり、冬は「筋肉を増やす努力」をしているつもりでも、結果的に筋トレの質が下がりやすい季節です。だからこそ、次の5つが効きます。
1. 冬の筋トレは「冷え対策」が必須|体を冷やさない
まず最重要は、体を冷やさないことです。寒冷刺激が筋タンパク合成を下げ、筋分解を促進しうる、という示唆は複数あります。とはいえ、実践面で厄介なのはここです。
つまり、冬は筋トレ中は暑いのに、セット間の休憩で一気に冷えるパターンが多いのです。その結果、次のセットの重量や回数が落ち、トータルの刺激が減ります。だからこそ、冷え対策は筋肥大の土台になります。
冬のジムでやること(すぐできる)
- セット間は上着を着たまま(特に長い休憩のとき)
- 体幹(コア)を冷やさない(腹・背中が冷えると全身が冷えやすい)
- ふくらはぎ周りを冷やさない(血流が落ちると冷えが加速しやすい)
さらに、筋肥大を狙う時期は、トレ後に冷水刺激を習慣化しないほうが無難です。回復目的なら使い所はありますが、少なくとも「冬に薄着で冷やし続ける」のは筋肉を増やす目的と噛み合いにくいです。
2. 体温を上げるウォームアップ|冬は筋力が伸びやすくなる
次に、冬ほど差がつくのがウォームアップです。なぜなら、体温(特に筋温)が上がると、筋の収縮が速くなり、パフォーマンスが上がりやすいからです。
つまり、冬の寒い状態でいきなり高重量に入ると、重量が伸びず、関節も動きにくく、結果として筋トレの質が落ちます。逆に言えば、体温を上げるだけで、その日のトレーニングが強くなる可能性があります。
おすすめ:RAMPウォームアップ(筋トレ向けに簡略版)
RAMPは「体温を上げる→使う部位を起動する」という流れが基本です。筋トレではここを丁寧にやるだけで十分に効果が出やすいです。
R:Raise(体温・心拍を上げる)
- バイク/ローイング/トレッドミル:5分
- 強度:少し息が弾む程度。汗が出る手前
首元が暖かく感じたり、しゃがみ込みや肩回しが軽くなればOKです。つまり、ここで深部体温と関節周りの温度が上がります。
A&M:Activate & Mobilize(狙う部位を起動して動きを作る)
いきなり本セットに入らず、重量を半分くらいに落として、狙う部位とフォームを意識しながら楽に動かします。そうすると、脳が動きを学習しやすくなります。さらに、怪我リスクが下がり、結果として本セットの質が上がります。
結論として、冬はウォームアップが「作業」ではなく「筋肉を増やす投資」になります。
3. 寝る前プロテインの効果|冬のバルクアップに効く理由
3つ目は、寝る前のプロテインです。冬は睡眠時間が長くなりやすく、食事間隔が空きやすいです。すると、夜間の筋タンパク合成が落ちやすくなる可能性があります。
そこで就寝前にプロテインを入れると、睡眠中のアミノ酸供給が増え、筋タンパク合成を底上げできる可能性があります。つまり、冬の「夜が長い」を味方に変えられます。
ホエイとカゼイン、どっちがいい?
結論から言うと、まずは継続できる方でOKです。ホエイでもカゼインでも、就寝前のタンパク質摂取がプラスに働いたという報告があり、差が大きくないケースもあります。
ただし、カゼインのほうがゆっくり吸収されるため「寝る前向き」と言われることが多いです。とはいえ、カゼインは価格が高くなりやすいのも事実です。
コスパ重視:ホエイ+食物繊維(サイリウム)
そこで現実的なのが、ホエイに食物繊維を組み合わせる戦略です。食物繊維は吸収をゆるやかにする方向に働きやすいので、ホエイの「速さ」をマイルドにできます。結果として、寝ている間のアミノ酸供給を引き伸ばせる可能性があります。
4. オメガ3脂肪酸は筋肉に効く?|冬の継続力を上げる
4つ目は、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)です。オメガ3は「魚の良い油」というイメージが強いですが、冬の筋トレでは特に価値があります。
なぜなら、冬は体調を崩してトレーニングが止まりやすいからです。オメガ3は炎症反応を抑える方向や、免疫機能のサポートが示唆されているため、継続の土台になり得ます。
さらに、オメガ3は高タンパクな食事と組み合わせたときに、筋タンパク合成がより高まりやすい可能性が示唆されています。つまり、タンパク質摂取とセットで考えると強い、ということです。
食材で摂るなら何がいい?
効率よく摂るなら青魚が王道です。たとえばサバ、イワシ、ブリ、鮭などを「週に数回」入れるだけでも、冬の栄養設計が一段ラクになります。
※抗凝固薬を使用中の方、持病がある方は高用量サプリを始める前に医療者へ相談してください。
5. 筋トレの水分摂取量|冬の脱水は気づかないうちに筋力を落とす
最後は水分です。冬は汗が見えにくく、喉の渇きも鈍くなりがちです。つまり、冬の脱水は自覚しにくいのが怖いポイントです。
水分が不足すると、筋力や筋持久力だけでなく、集中力や疲労感にも影響が出やすくなります。結果として、筋トレの質が下がり、筋肥大が遠のきます。だからこそ、冬ほど水分は「攻めの基本」になります。
筋トレ中の水分摂取(目安)
- 運動前:コップ1杯(約200ml)
- 運動中:15分ごとに約200mlを目安にこまめに
- ジム滞在が1時間なら:合計で約1Lを目安
ここで重要なのは、喉が渇く前に飲むことです。なぜなら、喉の渇きに気づいた時点で、体内水分がすでに減っている可能性があるからです。
1日の水分量は「尿の色」で調整する
「1日何リットルが正解」は人によって変わります。年齢、体重、筋肉量、活動量で必要量が違うからです。
そこで実用的なのが尿の色チェックです。透明〜薄い黄色なら概ね十分、濃い黄色なら不足のサインと考えます。ただし、起床直後の1回目は濃くなりやすいので、評価は2回目以降が目安です。
注意:水の飲みすぎもNG
水分は不足も問題ですが、過剰摂取もリスクがあります。飲みすぎるとナトリウムが薄まり、体調不良につながる可能性があるため、「こまめに、適量」を守りましょう。
よくある質問(検索されやすい疑問)
Q. 冬は筋肉が落ちやすいって本当?
冬そのものが筋肉を落とすというより、「冷え・脱水・体調不良」で筋トレの質と継続が落ちやすいのが本質です。だからこそ、冷え対策と水分設計を入れるだけで伸びやすくなります。
Q. 筋トレ前のウォームアップは何分がいい?
目安は5分の軽い有酸素+種目の軽い準備セットです。つまり、体温が上がり、関節が動けば十分です。冬は特に「汗が出る手前」まで持っていくのがコツです。
Q. 寝る前のプロテインは太る?
太るかどうかは「1日の総摂取カロリー」で決まります。とはいえ、寝る前のタンパク質は筋肉づくりに有利になり得ます。だからこそ、カロリー設計の中で入れるのが正解です。
Q. オメガ3はサプリと食事どっちがいい?
まずは食事(青魚)でOKです。習慣化しやすいからです。サプリは便利ですが、体質や服薬状況によって注意が必要なため、安全第一で選びましょう。
まとめ|冬の筋トレで筋肉を増やすなら、この5つを実装する
冬の筋肥大は、派手なテクニックよりも「冬の弱点を潰す」ことが近道です。つまり、冷えと脱水を防ぎ、トレーニングの質を上げ、睡眠中の栄養を切らさないことが鍵になります。
- 休憩中こそ上着で冷え対策
- 体温を上げるウォームアップで筋力アップ
- 寝る前プロテインで夜間の合成を底上げ
- オメガ3で免疫と回復をサポート
- 冬の脱水を尿の色で管理する
まずは1つからでOKです。今日の筋トレ、今日の夜から実装して、この冬を「筋肉が増える冬」に変えていきましょう。
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