まず、本記事は「続けられる設計」を最優先にしています。というのも、正しい知識があっても続かなければ成果は定着しないからです。そこで、カロリー設定→有酸素→筋トレ→代謝低下→メンタル対応の順で、実務的に解説します。
1. カロリー設定:最初の設計で9割決まる
まずは体脂肪1kg ≒ 7,200kcalを前提にします。たとえば5kg減量なら
7,200 × 5 = 36,000kcalのマイナスが必要です。さらに、これを90日で達成したいなら、36,000 ÷ 90 = 400kcal/日の赤字を作ればよい、という計算になります。
次に、1日の消費カロリー(TDEE)を見積もります。手順はシンプルです。
- 基礎代謝(BMR)を計算する。
- それに生活活動指数をかけてTDEEを出す。
そして、TDEE − 200kcalが目安の摂取量になります。たとえばTDEEが1,600kcalの人なら、1,200kcal/日で毎日約200kcalの赤字。結果として、180日で約5kgの減量が「計算上は」可能です。
とはいえ、体重が落ちればTDEEも下がるため、長期では調整が必要です。とはいえ、約5kg程度なら初期設定のままでも到達するケースが多いです。さらに注意点として、人は自分の活動量を高く見積もしがちです。だからこそ、初期は少し保守的に見積もるのが安全です。なお、計算が難しいと感じたらオンライン食事管理をご利用ください。
2. 基礎代謝以下の摂取は「落ちない」は誤解?
結論として、代謝は下がるが、摂取が消費を下回る限り体重は原理的に減ると考えられます。つまり、「基礎代謝以下にしたら全く落ちない」という一般論は行き過ぎです。とはいえ、超低カロリーは継続コストが高いのも事実。結果として暴食リスクが跳ね上がります。したがって、続けられる範囲で赤字を設計するほうが中長期では成功率が高いです。覚悟と管理リソースが十分なら実行も可能ですが、現実的には無理のない赤字幅を推奨します。
👉ダイエットで基礎代謝を下回ると痩せない?科学的根拠を徹底検証
3. 有酸素運動:心拍数は“ちょうど良い”が最強
脂肪燃焼を狙うなら、まず心拍ゾーンを整えましょう。というのも、強度が高すぎると筋分解寄りになりやすく、逆に低すぎると効果が薄いからです。
- 目安:最大心拍数(220 − 年齢)の60〜70%
- 時間:約30分
- 頻度:週3回程度
たとえば30歳なら最大心拍は190。ゆえに約65%=心拍120前後で会話がギリできる程度を30分続けましょう。さらに、45分→60分で効果が単純に倍化するわけではない点も重要です。だからこそ、適度な強度×継続が王道です。手段は歩行・ジョグ・自転車・坂道・階段のいずれでもOK。まず、心拍管理を習慣化しましょう。
4. 筋トレの必要性:見た目と消費を同時に引き上げる
体重は食事管理+有酸素だけでも落ちます。しかし、目的が“良い見た目”なら筋トレは必須です。というのも、体重だけを落とすと筋肉ごと削られ、最終的に思うようなラインになりません。さらに、筋量がある人ほど同じ運動での消費が大きいため、1日の総消費も底上げされます。
よくある誤解として「筋肉1kgで基礎代謝が劇的アップ」は誇張です。増加は約13kcal/日と小さい。ただし、筋量が増えるほど運動時の消費が増えるのは確か。だからこそ、筋トレで筋量を確保→その筋肉を使うことで、実運動の消費を稼ぐのが現実解です。結果として、食べられる量の余地が広がり、継続性も上がります。
5. 代謝低下:体重低下+省エネ化という二段構え
減量が進むと、まず体重が軽くなる→維持コストが下がるため消費が落ちます。さらに、摂取が少ない状態が続くほど身体が省エネ化し、熱として捨てるエネルギーを節約し始めます。その結果、摂取量と消費量が並んで停滞が生じます。
ここで重要なのが代謝の戻し方です。方法としてはチートデイ/リフィード/ダイエットブレイクが知られます。とはいえ、日常に落とし込みやすいのは計画的リフィード(短期的に炭水化物中心で摂取量を戻す)です。結果として心理的な余裕も生まれ、トレーニング強度も保ちやすくなります。まず、停滞の兆候を見たら、無闇にさらに下げるのではなくリフィードで立て直すことを検討しましょう。
6. つらい時の対処:爆食の芽を“前倒し”で摘む
ダイエット中は必ずつらい局面が訪れます。だからこそ、衝動の前段で手当てすることが要。
- 軽度の欲求:ガムを噛む/歯磨き/白湯を飲む。
- 日常の仕込み:タンパク質多めで満腹感を底上げ。
- ルールで自分を守る:選択肢を自分に与えない仕組みを先に決める。
たとえば、「2週間落ちなければ−100kcal」→さらに2週間停滞ならリフィード→それでも停滞なら有酸素を追加→最後は専門家に相談、と手順と猶予期間を事前に固定します。こうしておけば、そこで迷わずに済みます。さらに、深夜の強い空腹が来たら、「今まさに痩せている合図だ」と言語化してみてください。すると、衝動の中身が“不快”から“進捗”へ変換され、結果として暴食の波が弱まります。
実装チェックリスト(保存版)
- まず、TDEE−200kcalを初期設定。
- 次に、心拍60〜70%×30分×週3の有酸素を固定。
- さらに、週2〜3の全身筋トレで筋量を死守。
- 停滞の兆しで計画的リフィード。
- 爆食対策は“衝動の前段”で小さく刻む。
- そして、ルールと期間を先に決めておく。
まとめ
計算はシンプルでも、続ける工学は奥が深いものです。だからこそ、ほどよい赤字×正しい心拍×筋量死守で、停滞には手順で対処。そして、つらさには前倒しの仕込みで向き合いましょう。結果として、あなたのダイエットは“再現できる成功”になります。
なるべく楽して落とす、楽しんで落とす、ストレスなく落とす。
この三つを大事に健康な身体づくりを楽しみましょう!
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